帳尻合わせからの卒業

サエグサと申します。

 

金融機関で融資担当者をしています。平成20年に新卒で入り12年が経とうとしています。会社ではベテランと呼ばれる域に入ってきたところでしょうか。

 

時期については流動的ですが、スカウト的な話を貰ったこともあり、会社を辞める決意をしたため、この度ブログの形で記録を残してみることにしました。

 

現在の勤務先では、中堅中小企業の経営者と一対一で話が出来、リスクの高い融資を組む裁量も与えられているため、天職と思った時期もありました。

 

会社にもそれなりに評価され、社費留学等の経験も積ませてもらえました。ところが、この一年くらいから、実態論よりも形式論、書面上の帳尻合わせばかりが求められる流れが強くなり、自分にとっては不本意な頭の使い方をする場面が増えてきました。

 

プロ経営者を志す自分が仕事に求める要素は、経営能力を高められることであり、今の会社では初めて部下を持つ立場になるまでにあと10年近くかかることにも苛立ちを覚えていました。

 

そんな中で、昨年、親しい人が相次いで50歳前後で亡くなったことが退職を決意する決め手になりました。

 

当面はスカウトをもらったコンサルタンティングファームに属して、事業に手を入れる力を高めたいと考えています。

 

現下の経済状況を見るに、スカウトの話もどうなるかは分かりませんが、これまでの仕事で得たノウハウや事例を体系化しつつ、よい仕事に就きたいと思います。

 

このブログは今の仕事の、最後の一年間を悔いなく過ごすため、考えを深めるためのものにしたいと思います。

 

ちなみにサエグサという名前は「V字回復の経営」シリーズで有名な、三枝匡氏から拝借したものです。

 

三枝氏の掲げる、本当の意味での経営人材、プロ経営者に挑戦したいとの決意のあらわれです。

 

自分の人生を生きられるように、毎日を大事に過ごしたいと思います。